DOCTOR WHO CONVENTION at MILLENIUM CENTRE CARDIFF
- TARDIS SET TOUR part 1 - 24&25/MARCH/2012

イギリスのカーディフで3月24日(土)25日(日)の二日間行われた「ドクター・フー」オフィシャル・ファン・イベント「DOCTOR WHO CONVENTION」ですが、このイベントで最大のお楽しみは何と言っても「ターディス・セット・ツアー」ですっ!

ドクターが操る、時空間を自由に移動する宇宙船のターディス(TARDIS)。現在、ドラマは新シリーズ撮影の真っ最中だというのに、その撮影現場であるターディスの内部セットにファンを招待しちゃおうという大胆企画!すごいぞ!BBCウェールズっ!(パチパチ!)


ホンモンですよ!!

でも(くどいですが)出足が遅かった私なので、予約できた見学ツアーは、イベントがすっかり終わった月曜日。しかも最終の夕方5時発のツアー(汗)おかげでカーディフにもう一泊するハメになってしまいましたが、でも参加できるだけでも良かったと思わないとね!

今回のツアーは3時間弱のバス・ツアー。でも、往復で2時間近くかかるので、ターディスの見学は約30分だけだと注意書きされていました。

そして月曜日。イベントも終わり、すっかり日常に戻ったミレニアム・センターの前が集合場所でした。スタッフに案内されてバスに乗り込んだものの、時間になってもなかなか出発しないと不思議に思っていると、「参加者の女性の1人が緊急事態なので出発が少し遅れています。決して”ピー”に行ってる訳ではありませんからご心配なく!」なんてスタッフのアナウンスで車内には呑気な笑いが(「ピー」ってのはつまり・・・おトイレです(苦笑))

そんな訳で少し遅れ気味にバスは出発。
「みんな、コンベンションは楽しかった?」「は〜い!」
「これが最後のツアーなんだけど、興奮してる??」えっ?最後と言われてもねぇ(苦笑)
「ちょっとぉ!?あなたたちは最後に訪れる人達なのよ!すごいでしょ?興奮するでしょ!?」「イエ〜イ!」(ほとんど無理矢理)
なんて、陽気なフタッフに煽られつつ、バスは高速を一路、北へ、カーディフ郊外へと飛ばしていきました。

その道中でも、「あの公園の向こうにある家がエイミーとローリーの新居です。」(クリスマス・スペシャルでドクターが涙を流したお家ですね。)「あそこに見えるコッホ城では『THE VAMPIRES OF VENICE』が撮影されましたよ。」なんてアナウンスが入り、ドクター・ファンのためのツアーならでは。


BBCのアッパーボート・スタジオ

そのカーディフ郊外のお城「コッホ城(CASTLE COCH)」近くにあるのがBBCウェールズのアッパーボート・スタジオ(UPPER BOAT STUDIO)でした。外観のどこにもBBCの名前はなく、見た目はただの倉庫。

到着すると、「今からターディスのセットを見てもらいますが、受付の時に腕に巻いたテープの色で2グループに別れてます。緑のグループから先にターディスを見学し、赤のグループはその間『ブルー・ボックス・カフェ』で休憩していてください。」と案内されました。おおっ!2グループに別れるのか。60人のツアー全員が一度にセットに入ったら大混雑だろうと覚悟していたのに、憎い配慮ですね、BBCウェールズ!

そして私は、先に見学する緑テープのグループでした。


BIGGER ON THE OUTSIDE(笑)

スタジオの外で出迎えてくれたスタッフ達に案内され、「ドクター・フー」や「トーチウッド」、「サラ・ジェーン」のポスターが張られた通路を抜け、ドキドキしながらスタジオのドアをくぐると、どわ〜っ!?なんじゃい?この巨大なハリボテの物体は!?

広いスタジオいっぱいの巨大な木材の骨組みと白い布で覆われた物体。でもスロープの先には見慣れたあの青い扉が!そう!これがターディス!!ターディスの内部は3層だから、やっぱり外観はかなりデカイ!リアルなターディスはBIGGER ON THE OUTSIDEだ(笑)・・・ターディスで"リアル"っていうのもどうなんだろう(苦笑)

「ではターディスの中に入りますが、ひとつだけお願いがあります。ターディスのコンソール(操縦台)のどこでも自由に触っていただいて結構ですが、知っての通り現在撮影に使用しているセットです。この後もまた撮影があります。だからそれだけ心に留めて楽しんでください!」

はあっ??ターディスのコンソールを触っていい??マジで!?BBCウェールズ、太っ腹すぎだろっ!?

「ドアの前で皆んなが写真を撮りたいと思うので、まずは中に入ってもらって、その後に順番に撮影しましょう。中にいるターディスの担当スタッフがどんな質問にでも答えますので、ドンドン質問してくださいね。」
いたれり尽くせりな心配りだわ。


ターディスだぁ!

木製のスローブを上がり、あの扉から中に入ると・・・うわぁぁ!ターディスだぁ!!(涙)淡いオレンジやブルーの光の中に、あのコンソールがっ!うわぁぁ、11thドクターのターディスだよぉぉ!!

ガラスのフラスコが動いてる〜!何だか分からないけど薬莢が刺さったような球体の物体がクルクル回ってる〜!時計がパタパタと回ってる〜!まさにドラマで見ているままのターディスだぁ。

でもっ!でもっ!ほんと〜に触っていいんですかっ?
あのハンドルも?あのレバーも?
あの電話も?あのモニターも?
あのタイプライターも?
あのキーボードも?
あの呼び鈴も??
「さあ!あらゆるところをマット・スミスが触っているからね!どこでも好きなだけ触ってよ!」
いやいや、ここはドクターが触ったというコトにしておいてよ(笑)

全員がカメラ片手に恐る恐るターディスに触れ始めます。