March 2016 Doctor Who Filming Location in New York part 1

ニューヨークでドラマのロケ現場巡りといえば、やはり「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ゴシップ・ガール」でしょうか?いやいやっ!当然「ドクター・フー」第7シリーズの「The Angels Take Manhattan」ですよねっ!?(限定しすぎ?)

時間のエネルギーを奪い、次々と人々を過去へ送る「孤独な暗殺者」ことThe Weeping Angel。彼らに乗っ取られたマンハッタンで親友のエイミーとローリーを奪われてしまう、涙なしでは見られない11thドクター傷心のエピソードっ!

いつか!いつか!ニューヨークに行く機会があったら、舞台となったセントラル・パークに行くぞ!と心に決めていましたが、遂にそのチャンスがっ!・・・と言っても、ドクターとは全然関係なく、英国俳優ベン・ウィショーのブロードウェイ・デビューの舞台「The Crucible」を観るのが目的でしたけど(その話しはこちらからどうぞ→


セントラル・パークを散策

「ドクター・フー」の撮影現場巡りをする時に頼りになるのはこちらのサイト「 THE LOCATION GUIDE TO DOCTOR WHO」。そしてiPod touchには「The Angels Take Manhattan」を保存してあります。

今回の旅行で宿泊したホテルは、「アッパー・ウエスト」と呼ばれる、セントラル・パークの西側にある住宅地の一角。なので、「3ブロックぐらい歩けば直ぐにパークだからね」なんて、気軽に考えて歩き始めたのが運の尽き・・・やっぱりセントラル・パークはデカいわ(汗)中心にある巨大な池あたりから、ドクターの撮影が行われたパークの南側に歩いたら、かなりの距離が・・・。結局、地下鉄3駅分歩いてましたよ(苦笑)そんな訳で、普通なら公園の南西角にあるColumbus Circle駅あたりからアクセスすると思いますが、逆ルートでドクター巡りスタートですっ!

Bethesda Terrace and Fountain


BBC

まだまだ肌寒い3月のニューヨーク。30分ぐらい歩いてようやくたどり着いたのが「ベセスダ・テラス」。ローリーがBaby Angelに襲われた場所ですが、ここがとにかく観光客だらけ(汗)パフォーマーはいるは、中学生の合唱団はいるは、こんな観光名所だとはね。The Weeping Angelたちのエサがいっぱい(苦笑)噴水の前にある、天井のタイル細工が美しいテラスの下で聞こえてくるのはBaby Angelたちの足音・・・ではなくて、うるさいぐらいの小鳥たちのツイート。しかも音が反響するので、中でじっとしているのが辛い。う〜ん、ミステリアスさのかけらもありませんでした(苦笑)


他に獲物がいなかったからローリーが狙われたんだね(苦笑)

Bow Bridge


BBC

そして、そこから池沿いに少し西側に歩いて行くと、ボウ・ブリッジがあります。

ドクターとエイミーがMelody Maloneの本を読んで異変に気付いた場所であり、破ったラスト・ページを取るためにドクターが走ったのがこの橋です。

走るドクターを思い出してシンミリと・・・したいけれど、ここも観光客がいっぱいで、入れ替わり立ち替わり記念撮影するので落ち着かない。確かにセントラル・パークらしい自然と、ニューヨークのビル群をバックに写真が撮れる場所なんですけどね。しかも思っていたより小さな橋で、カメラマンというのは上手に撮影するもんだなぁと妙に感心。たしかあのエピソードを撮影した季節は4月に入ってすぐのはず。訪れた3月では枯れ草がボウボウの橋の上のプランターも、ドクターのシーンのように、もうすぐ花でいっぱいになるんだろうか・・・いや、撮影用に造花を植えたのかも。ドクターの撮影チームならやりかねないぜ(笑)


ここで走ったら、あっと言う間に向こう側です

The Mall

そしてペセスダ・テラスから南に伸びる美しい並木道が「ザ・モール」です。

その並木道の下に並んでいるのがあのベンチ!そうっ!エイミーが残した言葉を読んだあのベンチです!でも・・・ベンチが多すぎて、どこにドクターが座ったんだか、さっぱり分かんねぇ(苦笑)それでもとりあえず適当なベンチに腰掛けてみると、ここも観光客やランナー、自転車が通って賑やかな場所ですが、それでも高く茂る木立が落ち着いた雰囲気で、「Don't be alone, Doctor」と最後の言葉を残したエイミーと、眼鏡をかけてその言葉を読むドクターの、二人の別れを思い出すには充分な程、ロマンチックな場所でした。


BBC
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