DOCTOR WHOなつぶやき 過去ログ

イギリスのSFドラマ「ドクター・フー」の話題を拾った時につぶやいてます。

May 2018

久々の更新なのに「ドクター・フー」の話題じゃなくてすみません。

3月、ベン・ウィショー出演の舞台「ジュリアス・シーザー」を観るためにロンドンに行ってきました。


Julius Caesar ブリッジ・シアターのサイトより

ナショナル・シアター系の新劇場ブリッジ・シアターでのこの舞台、シェイクスピアによる2000年以上前の暗殺劇で現代の政治的危機状況を描き、ダイナミックで、自由で、そしてブルータスを演じるベン・ウィショーが美しかった!(でへへ)そんな観劇レポはこちらから→(そして、他に観てきたライブについてはこちらから→どうぞ。)ついでにドラマ「ロンドン・スパイ」ロケ地巡りも地道に増えてます(こちらから→どうぞ。)


右がデヴィッド・モリッシー / BBC

今回の舞台でブルータスと敵対するアンソニーを演じたデヴィッド・モリッシー。「ドクター・フー」ファンには、「The Next Doctor」(10thドクターのラスト・シーズン)での"The Doctor”ことジャクソン・レイクを演じた俳優としてお馴染みですが、この舞台でブルータスと共にシーザーを暗殺するキャスカを演じたアジョア・アンドー。どこかで見た顔だな・・・と思ったら、マーサ・ジョーンズのお母さんを演じていた俳優でした。英国俳優はTVや映画、舞台でバランス良く仕事してますねぇ。

デビッド・モリッシーは、舞台終了後は観客で賑わうロビーをフツーにフラフラしていて、気さくにファンと話したり、中学生たちと写真を撮ったりしていましたよ。ベン・ウィショーもそれくらいフラフラしていてくれるといいのになぁ(笑)


ハロルド・ピンター劇場で舞台出演中のパール・マッキー

舞台といえば、12thドクターのコンパニオン、ビルを演じたパール・マッキーもちょうど舞台「The Birthdy Party」に出演中でした。主演は「Amy's Choice」でDream Lordを怪演したトビー・ジョーンズ。面白そうだったけど、ベンの舞台で忙しくてね(苦笑)

ところで、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館が、過去の演劇作品をアーカイブ映像として山のように保存している事をご存知でした?!

今回の劇場で、日本のファンの方とベン・ウィショー話しで盛り上がり、その彼女から、この美術館がベン主演の伝説的舞台「ハムレット」の映像を保管していると教えられ、さらに彼女がすでに視聴のためのアポをとっていたので、それにホイホイとくっついて行き、23歳のベンが演じる素晴らしきハムレットを遂に観ましたぁ(その詳しい話はこちらで→


23歳のベン演じるハムレット / Daily Mirrorのサイトから拝借

帰国後、美術館のアーカイブ・リストをざっとチェックしていたら、あれっ?アルメイダ劇場での「American Psycho」がある・・・これって、マット・スミスが出演した舞台では??そうです、「ドクター・フー」を降板し、ようやく丸坊主が少し伸びてきたマットが血まみれサイコパスを演じたあの舞台・・・のはず!


血まみれマットのアメリカン・サイコ

というのも、このリストには収録日時と劇場しか情報が載っていないため、誰が出演したのか分からないのです(そのリストはこのページ→の「National Video Archive of Performance (NVAP)」にPDFとして載っています。)

その上、観るためには事前に美術館にアポを取らなければならないとか、当然のごとく字幕は無いとか、ロンドンにまで行きながら狭い視聴ルームに篭って何時間も過ごすハメになるとか(苦笑)多少の大変さはありますが、他にも色々とお宝映像が眠っていそうなので、興味のある方はチェックを!

そしてアーカイブの紹介ビデオがこちらで観られます→。ハムレット演じるベンも一瞬登場しますが、デヴィッド・テナントの舞台も収録されてましたよ。

もうひとつ、悲しいお知らせ。BBC iPlayerが本気でVPN対策を始めたため、愛用していたVPNソフト「Tunnelbear」では接続が出来なくなってしまいました。6年間もお世話になったので、有料コースの解約をポチッとしたら、可愛いクマに泣かれてとても辛かったです(あの可愛らしいセンスが大好きなサービスだったのに・・・。)まだ対策をかいくぐっているサービスもあるようですし、Tunnelbearも対応を迫られていると思うので、新しい情報が入ったらまたお知らせします。でも所詮はイタチごっこですから・・・本当ならVPNサービスよりBBCにお金を払いたいのにね。